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名残の冬と赤ワイン

皆さま、こんにちは!
メゾンブレモンド1830スタッフのGTです。

春に向けて、気持ちがうずうずとする一方で、夜は寒くてまだまだ油断なりません。ついこの前春コートに袖を通したと思ったのに、ここ数日はまたニットを着ている状態。温度調整がなかなか難しい今日この頃です。

さて、実は先週末にフランス・ブルゴーニュで、とあるワインにまつわるお祭りがありました。

Saint-Vincent Tournante(サンヴァンサン巡回祭り)


これは、2021年のサンヴァンサン巡回祭りの様子

1900年台初期からブルゴーニュ地方で続く歴史あるお祭り。ぶどうの守護聖人Saint-Vincent(サンヴァンサン)に感謝し、翌年のブドウの豊作と良いワインの出来を祈りながら、中世の衣装に身を纏って町中をパレードします。



特徴的なのが、毎年開催する村が変わること。毎年違ったブルゴーニュの村で持ち回り的もお祭りが行われ、それに伴い聖サンヴァンサンの像が各村を巡ることから、巡回祭り(Tournante)と名付けられているそうです。
本来は、毎年1月の最終週に行われるものですが、今年はコロナの影響を受けて先週末(3-19-20)に開催されました。普段であれば、一般客も有料チケットを購入すれば、その地元のワインをテイスティングできるそうですよ!



以前、メドックマラソンについてもご紹介しましたが、やはりフランスにはワインに関連するお祭りがたくさんありますね~。そして、地元の人達のみならず、観光客などワイン好きな人々に向けてもそのお祭りが開かれているのが、とても温かい文化だなぁと感じます。

気分はすっかり春なのに、ここ最近は寒暖差が激しいので、まだまだ夜には赤ワインがおいしい。そんな事を言い訳にして、おうちで赤ワインを楽しむ1品を。


タコのプロヴァンス風煮込み

タコは、じっくり火を入れると柔らかくなると聞いたので、弱火でコトコト。煮込むことでタコの旨味がじわ~っと滲み出て最高のエキスが出ます。

オリーブやオニオンがたっぷり入っやトマトパスタソース オリーブを使えば、少ない具材でも簡単に手の込んだ味わいに仕上がるから本当に便利。そして、どんなお料理にも使いやすいハーブ・ド・プロヴァンスですが、こうした田舎風の煮込み料理にこそ、本領を発揮してくれる気がしますね。



飲むのと同じ赤ワインで煮込んだので、マリアージュは完璧!ブランケットにくるまりながら、柔らかいタコと赤ワインを堪能しました。



そして、赤ワインのトピックが出てくるたびに毎度おすすめしてしまうイチジク チャツネもお忘れなく。本当に、ワインとバゲットとの反復運動が止まらなくなりますよ。

季節の境目で不安定な気候ですが、おいしく食べて適度に飲んで、ぐっすり眠って体調管理していこうと思います。

それでは、また!

staff GT

<スタッフブログレシピ>
タコのプロヴァンス風煮込み