食材を「味わい尽くす」楽しさ
皆さま、こんにちは!
メゾンブレモンド1830スタッフのGTです。フランス展やら何やらと、バタバタしていたらすっかりお久しぶりのブログになってしまいました。
季節はすっかり秋になりましたね!
ベッドから起きて窓を開けるのが毎朝の気持ち良いルーティン…と言いたいところなのですが、今年は例年よりも秋花粉にかなり苦しめられており、春並みに鼻水・くしゃみと戦っています。
それでも、やっぱり秋が好き。
気候も良く、何をするのにも気持ち良くって最高!でも、秋の何が好きって「おいしいものがたくさん」だから!
旬の味覚はたくさんあれど、どうせいただくなら、余すことなくおいしくいただきたい。ということで、本日は「アンチ・ガスピ」精神を意識して作り置きを。
メゾンブレモンド1830の「アンチ・ガスピ」レシピはこちら
選んだ食材は、旨みたっぷりきのこ!
色々な種類のきのこをたっぷりと使って、保存のきくマリネを作ります。
きのこってたくさんの種類がありますが、フォルムも可愛ければ味もおいしくって、なんて素敵な存在。下準備をしてる段階からわくわく楽しい気持ちになっちゃいます。
にんにくをガツンときかせたり、ローズマリーで香りをつけたり…と、マリネには色々なレシピがあると思いますが、深まる秋に合わせ、こっくりとした味わいに仕上げたかったので…
「アカシアはちみつ 黒トリュフ片入り」と「15年熟成 IGP モデナ産バルサミコビネガー」の2つを使用しました。
酸味の角が取れ、15年熟成された旨みの強いバルサミコが食材の味わいを包み込んで、格別な味わいに。もちろんこれだけでも絶品なのですが、はちみつのコクとトリュフの香りがより一層深い味わいを引き出し、上品でリッチな仕上がりになります。
こっくりと深い味わい、秋にぴったりなきのこのマリネが完成しました。
白トリュフ カマルグソルトや黒トリュフ カマルグソルトを使って作るのも、もちろんおいしいですが…「アカシアはちみつ 黒トリュフ片入り」で作ったこのマリネは、全く違ったコクと甘みが味わえて、トリュフソルトで作るものとは別物の仕上がりに。これは本当に絶品です…!
先程の量で、コンフィチュール瓶2個分のマリネが完成しました。アペロだったら、このまま瓶ごとテーブルに出してもかわいいのが嬉しいですね。ちょっとたっぷりな量になってしまったけど、きのこのマリネは様々にアレンジできるのもいいところ。
軽めに済ませたいお昼には、ボウルにたっぷり盛り付けてサラダランチに。(これからの季節は、温めてホットサラダもおすすめ)
アペロでちょこっと余った生ハムやチーズと一緒にオーブンで焼けば、あっという間にボリューミーなタルティーヌに。
他にもパスタやオムレツ、ピザなどなど…アレンジは無限にありそうです。
作り置きは、日持ちがするのも大切なことですが、アレンジがきいて、おいしく食べ切れることも「アンチ・ガスピ」の精神を支える大切なポイントなのかな、と感じました。
そして、せっかくなら「アンチ・ガスピ」精神をもっと追究してみよう!と思い、きのこのマリネでは使わなかった軸や石づきを活用してみました。
集めてみると、結構な量になったこちら。(石づきは、おがくずなどが付いている部分は取り除きます)
鍋に水と一緒に入れて、火にかけ15分ほどぐつぐつ。
香りが抜群な、きのこの出汁が取れました!
お味噌汁や煮物にしてもおいしいそうなのですが、GTはこの出汁でリゾットを炊いてみました。
シンプルに仕上げて、上にきのこのマリネをたっぷりと。最後に15年熟成 IGP モデナ産バルサミコビネガーを回しかけます。きのこの旨みを余すことなく楽しめるリゾット、リッチでとてもおいしかったのはもちろんのこと、「おいしい食材を味わいつくした~!」という満足感も相まって、とっても楽しい食事でした。
旬の食材、おいしく無駄なく余すところなく、楽しんで味わえると良いですね!
それでは、また。
staff GT
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