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10月限定エッセイ「サステナブルな木曜日(全4回)」
vol.2 美味しく楽しいサステナブルなファーストフード

 「お豆は、要らない。」と、カレーの中に忍ばせたレッドキドニービーンズをきれいによける息子。離乳食から普通食を始めたばかりの頃、「#$%&!!(お豆美味しい!)」と喜んだ表情でパクパク食べてくれていたのに。その後、お肉やケーキなど、きらきらきらめく食べ物に出会ってから、彼はお豆を拒否するようになりました。どうしたらお豆を食べてくれるかと考えた末、「ファラフェルなら唐揚げ好きな息子も食べてくれるかも。」と思い早速作ってみました。息子にファラフェルを出してみると期待通り、「カリカリだ!」と喜んで食べてくれました。

ロンドン出身のベジタリアンの友人が作ってくれたのが、私とファラフェルとの出会いです。お肉を使っていないのにスパイシーで満足感がある、しかも凄く美味しくて感動したのを覚えています。その出会いから9年経った今、日本にもファラフェルを提供するお店は増えたものの、まだまだ少ないのでもっぱら手作り派です。

 お肉を使用しないファラフェルは、食料問題や宗教問題などにも寄与するサステナブルなファーストフードとしても注目されていますね。ただ私自身、サステナブルが気になりつつも、やっぱり美味しいとか素敵とか楽しいとかに惹かれる気持ちがあり、そうでないとなかなか続かないのですよね。その点、ファラフェルは美味しいし見た目も可愛い。そのうえ身体にも地球にも優しいときたら、とってもハッピーな気持ちになれますよね。

ある日のピクニックにも、ファラフェルを作って持っていきました。渋谷や六本木で夜な夜な遊んでいた20代、アパレル・飲食・インテリアなどなどそれぞれ仕事を持ち、結婚して家庭を持った40代手前の今も定期的に集まる友人たちと、公園でひたすらしゃべって食べて、子供たちは駆けずり回って遊んで。笑い転げて芝生の上にごろりと寝転ぶと、広がるのは大きな空。「人にも環境にも優しいことが、美味しくて楽しい。」という、自然な流れでサステナブルが生活に溶け込めたらなと思う今日この頃です。まずは小さな一歩を。

MSオリジナルファラフェルレシピ

スパイスが効いているのがファラフェルの特徴ですが、旨味たっぷりのカマルグ海塩に、パプリカ、タマネギ、パセリ、オレガノ、マスタードシード、クミン、ニンニク、黒コショウ、唐辛子をブレンドした「ソルト ミート用」を使えば、簡単にお作りいただけます。軽やかなフライ料理にしたいので、揚げ油は是非オリーブオイルを。 

<材料> 
乾燥ひよこ豆(一晩水に浸けておく)100g
タマネギ(みじん切り)1/4個
フレーバーEXVオリーブオイル ガーリック 大さじ1
◎パクチー 4枝
◎にんにく 1/2片
ソルト ミート用 小さじ1
MFヘリテージオリーブオイル(揚げ油)適量

<作り方> 
1.フライパンにフレーバーEXVオリーブオイル ガーリックを入れて熱し、タマネギを入れ、しんなりするまで炒める。
2.水気を切ったひよこ豆と1、◎を合わせて、フードプロセッサーに入れ、細かいそぼろ状になるまで撹拌する。
3.スプーンを2本使って成形し、中温にしたMFヘリテージオリーブオイルできつね色になるまで揚げる。

ファラフェルにはヘルシーなサラダも付け合わせに持っていきたいですよね。ミニジュートトートに手作りドレッシングとフレッシュサラダ、温かいヴァンショー・ブランをザクザク入れて、秋空の下で癒しのピクニックを堪能していただける「秋空のサラダピクニックセット(レシピ付き)」がおすすめです。

(メゾンブレモンド1830広報担当MS)
 
10月限定エッセイ「サステナブルな木曜日」全4回
秋の南仏サステナブルキャンペーン」期間中の毎週木曜日正午にメゾンブレモンド1830広報担当MSによるエッセイ、「サステナブルな木曜日」を公開します。メディアでも友人との会話でも、サステナブルという言葉を、特に最近よく耳にするようになりました。「サステナブル:持続可能」はテーマが壮大かつ漠然としていて、身近なものとして捉えづらいと感じていた同者が、「まず自分ができることから」という思いを込めて全4回にわたってエッセイをお送りします。https://mb1830.jp/blogs/news/staffblogsm

vol.1身近な人と自分自身の明日の為に