Noëlの準備スタート!12/4は聖バルブの日
Bonjour!みなさんこんにちは。
メゾンブレモンド1830のizumiです。
本日12月4日は聖バルブの日。とはいえ、聖バルブって誰の事?いったい何の日なんでしょう?
日本ではまだ馴染みの薄いフランスの伝統の日。気になる様子を、早速のぞいてみましょう!
- 「聖バルブの日」ってなに?
- フランスのクリスマス「Noël」
- Noëlの食卓
- レシピ レンズ豆のジャンボン・ペルシエ
- 「聖バルブの日」ってなに?
聖バルブは建築家や消防士、石工、囚人などの守護聖人として知られています。
なにやら肩書は逞しいですが、聖バルブ自身は女性だそう。ちょっと意外です!
南仏では、聖バルブの日を境にクリスマスの準備が始まります。
聖バルブの日に、フランスの各家庭では三つの小鉢に小麦またはレンズ豆あるいはひよこ豆を蒔き、育てます。
クリスマスの頃の芽の出方で翌年の豊凶を占う、プロヴァンスやコートダジュールでは特に意味のあるクリスマスの慣習となっています。
- フランスのクリスマス「Noël」
「三位一体」を小麦やレンズ豆の三つの小鉢で表すため、フランスのクリスマス「Noël」では、食卓に3本のロウソクと芽吹いたレンズ豆(小麦)は欠かせないものとなっています。
言われてみれば、クリスマスの食卓にゆらめくロウソクのイメージは定番ですよね!
11月半ばから街中も一気にクリスマスモード全開!
パリをはじめクリスマスマーケットが開かれ、大いに賑わいを見せます。
日本で例えるならば、親族で集まる年末年始に近い感覚なのかもしれないですね。
- Noëlの食卓
そんなフランスの"Noël"の食卓は、賑やかで盛り沢山!
メインの前にアペロ(アペリティフapéritif)でシャンパンや前菜を味わいつつ、新鮮な魚介類や七面鳥、サラダ、豊富なチーズ、デザートなど…さすがは美食大国ですね。
また、フランスの"Noël"の食卓はどの家庭でも、伝統の味を次世代へ受け継ぐという意味において重要な機会となっています。
余談ですが、フランスマダムは手を抜くところは潔く抜き、こだわる場合はとことんこだわり抜きます。
"Noël"の食卓でも、多くの家庭で前日からマダムが腕を振るって仕込みを行う反面、お惣菜や出来合いの総菜屋さん(Traiteur)なども合理的なマダムをはじめ多くの人々で賑わいを見せます。
メゾンブレモンド1830でも"Noël"の食卓にピッタリな商品たちを、豊富にご用意しております。
フランスの文化や伝統を皆様の食卓へ。
クリスマスの時期限定の商品なども仲間入りしています。ぜひのぞいてみてくださいね!
- レシピ レンズ豆のジャンボン・ペルシエ
聖バルブの日にちなみ、レンズ豆を使ったブルゴーニュ地方の伝統的な前菜"ジャンボン・ペルシエ"。
「シャンボン」はハム、「ペルシエ」はパセリの意味です。
フランスのシャルキュトリー(お肉屋さん)でも人気の一品をお楽しみください。
レンズ豆のジャンボン・ペルシエ
材料(容量700㎖の型1個分)
ハム(ロースやボンレスなど)…350g
パセリのみじん切り…大さじ6
にんにくのみじん切り…少々
レンズ豆(もしくはお好みの豆)…40g
【ゼリー液】
水…1と1/2 カップ
ブイヨンキューブ…3個
粉ゼラチン…20g
【ソース・ヴィネグレッド】
ハニーマスタード…大さじ1/2
カマルグソルト ミート用…一つまみ
赤ワインビネガー…大さじ1
レモン エキストラバージンオリーブオイル…大さじ2
作り方
①ゼリー液を作る
鍋に分量の水を入れて煮立て、ブイヨンキューブを加えて溶かす。
粉ゼラチンを振り入れ、手早く混ぜてゼラチンを完全に溶かす。
②型にゼリー液を5mmの高さまで入れる。残りのゼリー液は取っておく。
③ソース・ヴィネグレッドを作り、具を混ぜる
ボウルにレモン エキストラバージンオリーブオイル以外の材料を入れ、泡だて器で カマルグソルト ミート用が馴染むまで混ぜる。
レモン エキストラバージンオリーブオイルを少しずつ加え、更によく混ぜてソース・ヴィネグレッドを作る。
パセリ、にんにくを加えて馴染ませ、大きくちぎったハムを混ぜ、5分ほど置く。
④型にハムを詰める
②の型のゼリーが固まったら、③の具のみを詰める。(ソースは残しておく)
⑤ゼリー液をソースで味付け、型に流す。
④の残りのソースに②の取っておいたゼリー液を加えて全体に混ぜる。
④の型に流しいれ、最後にレンズ豆を入れ、ならす。
冷蔵庫で半日以上冷やし固める。
食べる際は、型を熱めのお湯につけ、型から出して食べやすい厚さに切る。
美しい断面に歓声が上がることでしょう。
\Joyeux Noël!(メリークリスマス!)/